パワースポットナビ トップ > ギリシア > ギリシア④ エピダヴロス(2017年8月)

ギリシア④ エピダヴロス(2017年8月)

更新日:2017/11/11

さて、今回の旅のもう一つの目玉、アテネからバスで出発する、ギリシア古代遺跡ツアー3泊4日の旅がスタートします。

こちらのツアーも、現地ツアーを別で手配し、現地ガイドがつく英語とスペイン語のツアーでしたが、予習バッチリで参加し、時間もたっぷり、楽しみました!

このツアーで皆さんにおススメしたいスポットの一つがここ、エピダヴロスです。

 

治療と信仰

ここ、エピダヴロスは、死者をも蘇らせるほどの技術を持った、医神アスクレピオスの神殿のひとつで、信仰と治療の中心となっていった場所です。

毎年6月の終わりから8月にかけて、「エピダヴロス・フェスティバル」という舞台芸術の祭典が開かれることでも有名な、古代劇のメッカでもあります。
観劇目的に、ここを訪れる人もいるでしょうが、ここでは、古代からそのままの姿を残す野外劇場が魅力です。

 

では、なぜ、医療の神アスクレピオスの聖地に、劇場があるのでしょうか。

 

ホリスティック医学

それは、ここでの治療が、祭祀の指導によって、薬ではなく、スポーツやマッサージなどで体をほぐして、音楽鑑賞で心リラックスさせて、たのしみながら、体調を整えていくものだったからです。

患者たちの宿泊施設、カタゴケイオン、音楽堂のオデオン、4年に一度体育競技を行ったというスタジアムなどがあります。

それこそ、ホリスティック!
今から3000年前にすご過ぎると思いませんか?

私が占いを通して心がけていることは、皆さんがより良い人生を送れるようになること。
そして、今回新たにパワーアップしたこの『パワースポットナビ』でも、旅のために仕事をしていると思うくらい、旅が好きな私の経験や感じたことを、皆さんにも共有してもらいたい…そして皆さんの旅を楽しくするお手伝いが出来たら…そんな想いから、このサイトをスタッフと共に作っていく作業が楽しくてしょうがない日々です。
さらに、占いだけでなく、色々な方向から私が出来るバックアップがあるのではないか、という気持ちで、様々なプロジェクトに協力させてもらうこともしばしば。
ここ、エピダヴロスで行われていたことは、まさに私が目指す、人が健康で幸せになるためのホリスティック医学なのです。
アスクレピオスとのシンパシーを感じ、ここに来る意味があったな、と、私の進むべき道を照らしてもらったような気持ちになりました。

 

※ホリスティック医学とは?
人のからだを、ひとつの生の営みとして、肉体・精神など、すべてを総合的に見つめること。
よって、病気でないから健康、という定義ではなく、精神・身体・環境がよく調和した状態で得られる、最良のクオリティ・オブ・ライフを得られるよう、「癒し」なども含め、その人の最善を目指す医療である。

 

旅を楽しくしてくれる【神話】【逸話】あれこれ

コス島にも、『アスクレピオン』という、医療の父と呼ばれるヒポクラテスが創設した、治療院兼専門学校のようなものがあった場所があり、実在した彼の著書や伝承と結びついて語られるアスクレピオスですが、彼はアポロンの息子として生まれ、やがて死者すら蘇らせるほどの名医となったが、その彼の技術は自然の秩序を乱す行為であり、神の領域を犯したとして、ゼウスは彼を雷電で撃ち殺してしまいます。
そのアスクレピオスが持っていたのが、一匹の蛇が巻き付いたデザインの「アスクレピオスの杖」。
これは、いまでもしばしば医療のシンボルとして使われ、WHOを始めとして、色々なところで目にすることが出来ます。なぜ、蛇がデザインされているのかというと、蛇はどんなに表面が傷ついても、脱皮をすると元通りの傷一つない姿に戻る性質があることから、再生と治療のシンボルとされていたからです。そしてその蛇は、ゼウスを怒らせる原因ともなった死者を蘇らせるほどの力をもつ、アスクレピオスの化身ともいわれています。
彼の天才的な医術を惜しんだゼウスは、その後、彼を「へびつかい座」として天に祀り、医術の神としたのです。
そしてこの「蛇」というシンボル、他でも見たことがあると感じる方はいらっしゃいませんか?
私はこれを、先日訪れたヨルダンで、モーゼの杖にも見ました。
また、タロットカードの「隠者」にも、その姿を見ることができます。
そこで蛇が象徴しているのは、『知恵』。
アダムとイブに、リンゴを食べてみないか?と持ち掛けたのも、蛇です。
アスクレピオスもまた、知識の高さゆえに、突出し過ぎて反感を買い、追われた人物といえるでしょう。
古代ギリシアの神話に込められた人々の想いが、現代にもこういったシンボルなどを通じて、見え隠れしています。そういった繋がりを見つけるのもまた、楽しみの一つですね。