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2018年4月 熊野例大祭-1

更新日:2018/5/11

2050年の歴史

2018年も始まって、まだ3分の1といったところですが、4月13日から15日にかけて行われる神事、例大祭へと向かった私が熊野を訪れたのは、なんと今年4回目。
かつてこんなに通った年はありませんが、今年はこのパワースポットナビを始めてから勢いづいたようなところもあり、海外にも数多く訪れつつ、ここ熊野を始めとして、伊勢、神田明神などなど、国内のパワースポットを訪れる機会も、本当にけた違いに多くなっています。

今まで熊野本宮に約15年足を運ばせて頂きながら、一度も例大祭に参ることが叶わなかった私の、念願が叶った年といえます。

しかも、私自身の干支にあたる戌年に、御創建2050年の例大祭が行われるということは、今世紀最大の例大祭になると思い、日程をみてみたところ、土日というこの上ない恵まれたタイミングが整った今回、今年行かなければいつ行くのか?!と、喜び勇んで、準備万端訪れました。

2018年、開虎祭を訪れた時から、今年の熊野は私にとって何か節目となるのではないかという予感がありましたので、今年のご神事には、可能な限りお伺いしたいと思っていました。
その中でのこの、記念的例大祭が、スタートしました。

那智大社

例大祭に先駆けて、熊野入りした私はまず、那智大社へと向かいました。
那智大社は、熊野三山の中で、大きく『現在』を意味するところです。
那智といえば、「那知大滝(飛瀧の滝=ひろうのたき)」が有名です。

大己貴命(おほなむち=大国主の別称)という御祭神がいらっしゃり、大己貴命さまといえば三輪山、そして、神田明神の御祭神でもあります。
私はなぜか、いつも訪れる場所は、大己貴命さまを御祭神とするところが多く、ものすごく縁が深いと感じます。
国造りの時に、出雲から出た大己貴命さまが三輪山に鎮座したという神話が有名ですが、ここ那智の大滝は、大己貴命さまのご神体として、滝そのものがあがめられています。

写真ではあまりわからないかもしれませんが、この滝と光の加減で、竜の顔が浮かぶといわれています。
また、水しぶきの広がりが、千手観音ともいわれていて、ここではすべての悩みを受け止め、浄化してくれるとされています。そして、次のステージへと向かう、再生の場所なのです。

この滝を訪れるのに、良い時間というのは特にはありませんが、条件が良いのは、前日が雨の時の、お昼頃。
滝の前に虹がかかり、より一層神秘的な体験をすることが出来ます。
私はかつて、一度だけ虹の那智滝に出くわしたことがあります。
ぜひチャレンジしてみて下さい。

そして大社の中には、導きの神、八咫烏が。

道に迷ったり、方向性を見失ってしまったりしたときには、ここ熊野本宮の八咫烏が、しっかりと導いてくれるといわれます。
それは、何もないところから道を与えてくれるというのとは違い、あなた自身が考え、選択肢として見出したルートが間違っていないか?本当に進むべき道なのか?そういった迷いに、答えをくれたり、背中を押してくれたりするということです。
まずは自分自身で試し、迷い、心を整理すること。そういう気持ちで訪れてみると、おのずと道が開けてくるように感じるでしょう

そしてまた、ここでは『胎内くぐり』も欠かせません。
境内のご神木である大きなクスノキがあります。平重盛のお手植えの木とされ、実に800年以上という老樟なので、それにあやかって、長寿や無病息災を願う人が祈りを捧げるところです。
この木の根元が空洞になっていて通れるようになっており、ここをくぐること(胎内くぐり)によって、無病息災を祈念するのです。
初穂料300円で可能です。護摩木に願いを書き、その木をもって胎内くぐりをし、出口で護摩木を納めると、毎月1回、お炊き上げ祈願されるそうです。

こちらを訪れる際には、事前にしっかりと自分の心と向き合い、願いや進む先のことなどを明確にして臨んでみましょう。それが、この場所でのパワーを最大限に享受することに繋がりますよ。

神倉神社

ここは、熊野権現が最初に降り立った場所といわれています。
そして、今回の2050年記念例大祭とは、その時から2050年ということなのです。
こちらのご神体は、ゴトビキ岩という大きな岩で、ゴトビキとは、ヒキガエルを現す新宮の方言でもあり、この大きな岩がヒキガエルに似ていることからきているようです。

その上に摂社があり、ここは、速玉大社の摂社になります。
境内の外は、ただちに断崖絶壁で、お参りするのにも、交代で行かなくてはならないほど、そう広くはない場所ですが、ここから見る熊野の景色は、最高です。

写真でご覧いただいてもわかるように、ここは、足腰を鍛えていないと、お参りすることすら難しいところです。

帰りが特に、一歩足を滑らせてしまうと、大けがになるような場所なので、私は杖を持ち、無言で集中して、とにかく手ぶら!
携帯で写真を撮りながら登りたい絶景なのですが、そんな余裕はありません。
かばんは、リュックサックをおススメします。
斜め掛けもNG。片方に重さが偏るだけで、バランスが崩れてしまい、危険です。
まさにタロットカードの『隠者』のようなスタイル。

私はこの神倉神社に来ると、いつも、底からくるものすごいエネルギーを感じます。
実は今回同行したメンバーの中に、1週間くらい前にぎっくり腰になった人がいて、今回のこの神倉神社への道はさすがに怖いからやめておく、と言っていたのに、いざここまでくると、登りたい!ということになり、登ったのです。
心配しましたが、なんとみごと登りきり、なおかつ終わってみると、腰の状態も良くなってしまったとのこと。

ご神事とは、時にこういうことが起こります。
今までダメだったものが一気に快方に向かうなど、ご利益は人それぞれですが、ご神事というものに直接参加して、その場所に行くことによって得られる体験などを通して、エネルギーをもらい、内から力が沸いてくるようなところがあるのではないでしょうか。

速玉大社は過去、那知が現在、熊野が未来と言われていますが、速玉のことを新宮とも言うので、新しい宮と書くからには、こちらが一番新しい、未来を現すものなのではないかと、勘違いする人が多いとのこと。
しかしここは新しい宮ではなく、過去を現すところなのです。
多くの人は、過去よりは未来、ということで、熊野をより多く訪れるのですが、熊野をめぐる時には、本宮→速玉→那智→本宮、とめぐるのが良いとされます。
私は今回、諸事情により那智を先に訪れましたが、せっかく訪れるなら、熊野を知り、よりよい気を取り込むことが出来る回り方をして、よりパワーを得ることが出来るような心構えで、訪れたいものですね。

 
次回はいよいよ、例大祭本番の様子を、お届けします。
お楽しみに!