フランキンセンスの香りを求めて(2017年11月)

ヨルダン・オマーンの旅編、最後は、これまた私のライフワークの一つ、癒しの香り探しについて、お届けします。 癒しの香り『フランキンセンス』 歴史と癒しを堪能したヨルダンから、オマーンへ。 ここオマーンでの旅の目的は、精油『フランキンセンス』。 世界最高クラスともいわれる、産地なのです。 以前にオマーンを訪れた時に出会った、ボスウェリアサクラ種のフランキンセンスの香りに魅せられ、以来、こちらから輸入して、私がファウンダーをつとめるコスメブランド「BARAKA」で取り扱っています。 このフランキンセンスは、イエスキリストが誕生したとき、東方の三博士が贈ったとされる、聖なる香り。 とても精神が安らぐ香りで、私のお気に入りの香りの一つです。 オマーン第二の都市である、アラビア半島の港町サラーラが、この世界最高クラスのフランキンセンスの郷と言われています。 こちらではまず、フランキンセンスの博物館を訪れてみましょう。 フランキンセンスだけでなく、オマーンの歴史や文化についても、知ることが出来ます。 その後、自生するフランキンセンスを見に出かけましたが、ここからは渓谷なので、コーディネーターと共にタクシーで移動。 個人で訪れる際には、気をつけてください。 そして砂漠のなかに現れた、フランキンセンスの木。 他の植物があまりない景色の中、力強くたたずむその姿に、生命力を感じます。 降り立った時、「以前ここに来たことがある」というデジャブのようなものを感じ、あらためて何か深い縁のようなものを実感しました。 フランキンセンスの花は、小さく可憐。 同じ木でも、採れる樹液が白いものから赤茶のものまであり、白いもののほうがランクが上なのだとか。 この樹液が固化したものが、フランキンセンスの乳香です。 品の良い甘みを感じさせる、深い香りが特徴で、心を落ち着かせてくれます。 何千年も前から、女性の魅力を高め、癒してくれたその香りを、日本の女性にも伝えたいと思っています。 ぜひ、私が直接選んでいる香りの数々を、一度お試しください。 興味のある方は、『BARAKA』のホームページを見てみてくださいね! 実は今回、ある建物の前でスタッフと相談していたところ、現地の人に話しかけられたのですが、よく聞いてみるとフランキンセンス工場の社長さん! 日本からきたと話すと、すっかり仲良くなり、普段は見ることが出来ない工場内部まで見学させて下さり、ぜひ一緒に仕事しましょうと握手をしました。奇跡のような出会いです。今後のさらなる広がりを感じた、実りある旅となりました。 夢のお告げ 私はイマジネーション豊かなのか、訪れる場所で不思議な感覚に陥ることもあるのですが、夢でも何かのお告げかと思うようなものを見ることが多々あります。 実は、ここオマーンを訪れる前にも、黄金に輝く砂漠の中、たたずむ一本の木の夢をみました。 神の木といった、荘厳なイメージを強く覚えています。 この時も、呉れゆくフランキンセンスの郷を眺めながら、なんとなく来たことがあるような気がしていたのですが、後ほど撮った写真を見てびっくり。 夢と全く同じ構図の、神々しいフランキンセンスの写真があったのです。 デジャブの正体は、この夢だったのかもしれませんが、何かもっと深いところで呼ばれてきたような、そんな気がした旅でした。 日本にはないこの景色。 砂漠の中の、生命力あふれる木々を眺めるだけでもパワーがもらえる、そんな土地です。

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モーゼとキリストと私(2017年11月)

ヨルダンには、聖書にまつわる見どころが多くあります。 今回はその中から、モーゼ終焉の地とされる『ネボ山』、そして、キリストの洗礼の地といわれる『ベタニア』について、お届けします。 約束の地をのぞむ 旧約聖書に、モーゼがエジプトで苦しむイスラエルの民を救いだす、「脱エジプト記」があります。 カナン(パレスチナ)を目指したモーゼは、途中経由したヨルダンの、パレスチナをのぞむこの「ネボ山」で倒れ、葬られたという話です。 私は、カトリックの学校に行っていたので、幼い頃から、モーゼの十戒を何度も読みました。 約束の地を目前に、皆と会うことが叶わないまま、この地で果てたモーゼのことに想いをはせると、そのパワーを感じます。 その場所にはただオブジェがあるだけで、何もないともいえます。 しかし、4世紀に建てられたモーゼを記念した教会があり、 資料館では、その世界観に触れることが出来ます。 こちらを訪れるなら、旧約聖書を少しでも読んで行くと、全く感じ方が変わるはず。 ぜひ、基礎知識を仕入れて訪れてみて下さい。 ネボ山は、死海の東側にある標高800mの小高い場所で、海抜-420mの死海からすると、1200mの高い山に感じられるでしょう。 この地で、モーゼは、ヨシュアを後継者とし、はるかに望むパレスチナを指し、カナンへ行けと後を託したのです。 キリストの洗礼 死海の五キロ北、ヨルダン川対岸のベタニアという場所は、イエスキリストがヨハネに洗礼を受けた場所といわれています。 今はもう、数メートルになってしまっていますが、2000年前には豊かに水が流れていたのです。 そこに立ってみても、何もないに等しいのですが、この地でイエスキリストがヨハネに出会い、洗礼を受けた、始まりの地にやってきたのだと、感銘を受けたことを覚えています。 ここでは、キリストが洗礼のために服を脱いだ場所まで判明しているそうで、予約をすれば、洗礼の体験が出来るそうです。 キリストの洗礼の様子を現したモザイク画もあるので、イメージしやすいでしょう。 目と鼻の先は、もうイスラエル。 握手も出来そうな距離ながら、柵の向こうから、子供たちがこちらを見ているような、そんな場所です。 イスラエルとヨルダンが、今現在このような状態なのだと、生の世界情勢を実感することも出来るでしょう。 真理を求める旅路 私が旅でよく訪れる場所は、結構共通点があります。 クレオパトラやソクラテスといった、ヨーロッパ・中東地域で、何か遠いところでルーツを感じて導かれる場所や、また、日本ではご先祖様にゆかりの地、熊野をはじめとした、直線的な繋がりに導かれる場所。 そして、一度訪れて私のアンテナが繋がった場所には、バカみたいに何度も訪れることになるのです。 私は、何事も深く考えることが好きなので、旅にもそういった傾向が強くあります。 なぜここにこれがあるのかと考えた時に答えが出る…そういったところにより興味を抱くのです。 タロットカードでいうと、『女教皇』と『隠者』が好きで、私の寝室にはこの二枚があります。 『女教皇』は王様の道先案内人で、エジプトではイシスを示します。その手にある本にはすべてのアカシックレコードがあり、知識・情報の象徴でもあります。 『隠者』はモーゼと言われていて、真実を知る人がみすぼらしい格好をして人々に教えを説いていく姿を示しています。 私は、この二人の力に少しでも近づけたらいいなと思い、このカードを掲げているのです。 二枚とも明るいカードではありませんが、私が天命と思い突き詰めている占いというものを考えてみても、このカードの意味するところに通ずるものを感じます。 だから結局、私はここヨルダンでも、モーゼの十戒にまつわる地に導かれるのです。 知恵で民を導いたモーゼ。 私は、少しでもその姿に近づけているでしょうか。 私にとってヨルダンへの旅は、癒しを求めるだけでなく、想いを新たにすることが出来るものでもあるのです。

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ペトラ遺跡~新・世界七不思議(2017年11月)

ペトラの歴史 ペトラは、交易の中心として栄えていた、ナバタイ族の街。 そして、二世紀にはローマ帝国に支配されてしまうものの、363年に大地震に襲われ、壊滅的な打撃を受けてしまい、次第に人が住まなくなるにつれて、いつしか忘れられた街となっていきました。 1812年に、スイス人探検家により発見されるまで。 街には、ナバタイ人にとっての神々が記されている遺跡が色々とみられます。彼らは神の姿を具体的に表すのではなく、二つの目だけを彫り込んだりしています。 こちらは、ナバタイ人の主神『ドゥシャラー』と、女神『ウッザー』のステラ(石柱・石板)で、シーク(後述)にあるものです。 ナバタイ人は、神が石やステラに宿るように、人間の魂も死後ステラに宿ると考えていたようです。日本の墓石などにも通じるものがあるのでしょうか。 岩窟墓をはじめとして、たくさんの遺跡が、本当に奇跡のように残っているので、ぜひその目で色々と確かめてみて下さい。 タイムスリップ?! 皆さんご存知、映画『インディジョーンズ』に出てきた場所でもある、ペトラ遺跡。 もちろん世界遺産でもあり、新・世界七不思議のひとつにも数えられる、時がとまったような見事な遺跡が見られる場所です。 この遺跡を回ろうと思うと、三日は必要だと思います。 次に行くときには、すべて見てやろう!と思うのですが、いまだ叶わず。 いつか叶えたい、野望です。 遺跡である街全体が、かつて人々が暮らしていたところでもあり、お墓となっている場所ですが、その中にあるのが、まさしくインディジョーンズの舞台となった、エル・ハズネ。ナバタイ帝国最盛期の王、アレタス4世により建設された、壮大なお墓なのです。 そして、エル・ハズネへと続く峡谷・シークのところで、私が訪れた時のガイドさんは、こう言いました。 ~みなさん、後ろ向きに七歩歩いてください。 目を瞑って、11数えたら目を開けます。 その時にあなたの願いが叶います。一つだけ唱えましょう~ そして振り向いて目を開けた瞬間。 目の前に広がるのは、圧倒的なスケールのエル・ハズネ! その姿がいきなり目の前に広がるその時、ものすごいエネルギーを感じます。 私でなくても、文明が生きていた時代を感じることが出来るのではないでしょうか。 まさに、その時にタイムスリップしたかのような、壮大な景色が広がっています。 ちなみに、エル・ハズネに直接陽が当たるのは、9:00~11:00頃です。 その時間帯に行くと、さらに荘厳な雰囲気を感じることが出来るでしょう。参考にしてください。 ここでしか味わえない感動 ローマの遺跡や、ヨーロッパの教会といったものとは全く違う、自然の岩に彫刻を施して作り上げたその遺跡は、みごとというほかありません。 どうしてこのような壮大なものを作り上げることが出来たのかと、胸が高鳴ります。 これは、ここペトラでしか感じることが出来ない、エネルギーと力。 ヨルダンに行くなら、絶対に訪れたほうが良い、そう思う場所です。 叶うなら、ペトラで宿泊して、ゆっくりと観てください。 ナイトツアーも開催されています。 夜のペトラ…私は少し苦手だったのですが、あなたはいかがでしょうか。 ぜひその目で、耳で、心で、この唯一無二のパワースポットを感じてください!

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