2018年4月 熊野例大祭-2

さて、いよいよ例大祭当日! 御創建2050年の、記念すべき例大祭の様子を、お届けしていきます! 本殿祭 まず初めに行われる本殿祭は、9時開始予定。 朝から雨がぱらつく中、8時20分には本殿に入ったのですが、駐車場は満杯。 到着が10分も遅れたら、車が停められなかったことでしょう。 一応私は9時に伺いますと予約をしていたので、中の椅子に座らせて頂きましたが、今回は三笠宮彬子女王殿下もいらしていて、厳かにスタートいたしました。 初穂料をお支払いして、きちんと参加させて頂くと、このようなちょっとしたお弁当や、たくさんのお土産を頂くことが出来ます。 ご神事では、全員の玉串奉奠を、丁寧に1時間ほどかけて、行われました。  この人数です。 開虎祭などでも毎回思いますが、熊野の素晴らしさは、この細やかさと思いやりと、愛にあふれたおもてなしに現れています。 この後、午後一時の渡後祭までの間に昼食を頂きましたが、お茶やお茶菓子など、至れり尽くせり。 会場内には、八咫烏の折り紙体験コーナーというものがあり、子供たちから可愛い折り紙を頂きました。 渡後祭 帰路の都合上、最後の斉庭神事まではいられなかったので、これが今回私の参加出来た最後の神事。 こちらはとても華やか! こちらのお嬢さんたちが身にまとっているのは、つぼ装束。 彼女たちが待っているところに、本殿から大斎原まで、約一時間かけて大移動が始まります。 山伏、みこし、氏子総代などが、行列をなして、神殿の前から発進し、華やかに進んでいきます。 この小さな子たちは、神様。 13日の八撥神事(やさばきしんじ)で神が降臨したしるしに、額には『大』の字が書かれていて、この稚児たちは、神事の時以外地面に降ろしてはならないとされるため、父兄がウマと呼ばれる役になり、肩車をして移動させます。 そうして、御旅所が設けられた大斎原に渡御し、午後二時より、斉庭神事が行われます。 残念ながら、私が参加出来たのはここまで。 最後の護摩焚きまではいられなかったので、ご祈祷を託して参りました。 最後はこの、気持ちのよい空。 今回もまた、すがすがしい気持ちになる、素晴らしい時間を頂くことが出来ました。 神様との相性? 私がいつも行く神社は、結構絞られていますが、ここが特別素晴らしいと限ったわけではありません。 皆さんが神社を訪れるときに大切にしたほうが良いことはまず、御祭神がどういうものかということ。 私は、どういう形でこの神社が作られてきたのかというストーリーを大切にしています。 日本神話などにも書かれていますが、それぞれの御祭神の『役割』といったものの影響をすごく強く受けます。 熊野の神々から、私は強いパワーを感じます。 何かやりたいことがある時、迷ったとき、そういう時にこちらを訪れると、何かヒントを得たり、背中を押して頂いたり、道を切り開く力のようなものを授かるような気がします。 私は、伊勢でお参りするのは国のこと。 自分のことをお参りするときはこの、熊野三山、特に本宮を三回訪れます。 朝一番に訪れて、自分の気持ちを整理してまた夕方訪れたり、そうしているうちに迷いが晴れて、翌朝ご祈祷を予約し、結局最初の願いとは違うことをお参りすることになる、ということも少なくありません。 そして、そこから、熱田神宮、諏訪大社、霧島神宮行きたいとなるのは、その人の今やりたい事やお役目に従って、それぞれなのです。 熊野で気持ちを整理し、力を蓄え、そこから意思を明確にし、それぞれが好きな神社をまわる。 そうすることで、それぞれのご神事の意味が、真に理解出来るはずです。 これが一番、ご利益を頂くことが出来るお参りの仕方ではないかと思います。 神様にお会いするときは、やみくもにラッキーを祈るのではなく、あなたがいかにして願いを叶えることが出来るか、最後の後押しと力を授けて頂くのです。 ただの観光ではなく、何のために行くのか、自分を整えてから行くことで、その参拝が何倍にも意味を持ったものになるでしょう。 新年の願い事でも、事業や学業の成功を願うというのでも、何でも良いのですが、気持ちを整理してからお参りすると、現地で受けとるものが、何かしらきっとあるはずです。 私が、神事とはこういうものですよ、と、文字や写真でお伝えするだけでは伝わらない、あなた本人にしかわからない何かが、やはり現地でしか得られない何かが、あるのです。 ぜひご自分の足で、まずは近場のところから訪れてみて下さい。 それは何も、有名な神社でなくても構わないのです。 試しに、お住いの地域で一番近いところのいわれや御祭神について、調べてみましょう。 少し気になるところがあれば、社務所などで気軽に訪ねてみると、いくらでも素晴らしいお話を伺うことが出来るはずです。 そうして、私にとっての熊野のような、あなた自身の最大のパワースポットを見つけることが出来るでしょう。 神様ともきっと、相性のようなものがあるのではないでしょうか。 ご縁を大切にしてみて下さい。ここは何だか落ち着くな、という感覚でもなんでも、あなた自身がフィットするところを感じ取ることが出来たら、最高ですね。 ちなみに、日本神話を知る良いきっかけに出来そうなものが、フランス人の画家、マークエステルさんの書かれたもの。絵本になっている、『日本神話』です。 ぜひ一度、ご覧ください。

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2018年4月 熊野例大祭-1

2050年の歴史 2018年も始まって、まだ3分の1といったところですが、4月13日から15日にかけて行われる神事、例大祭へと向かった私が熊野を訪れたのは、なんと今年4回目。 かつてこんなに通った年はありませんが、今年はこのパワースポットナビを始めてから勢いづいたようなところもあり、海外にも数多く訪れつつ、ここ熊野を始めとして、伊勢、神田明神などなど、国内のパワースポットを訪れる機会も、本当にけた違いに多くなっています。 今まで熊野本宮に約15年足を運ばせて頂きながら、一度も例大祭に参ることが叶わなかった私の、念願が叶った年といえます。 しかも、私自身の干支にあたる戌年に、御創建2050年の例大祭が行われるということは、今世紀最大の例大祭になると思い、日程をみてみたところ、土日というこの上ない恵まれたタイミングが整った今回、今年行かなければいつ行くのか?!と、喜び勇んで、準備万端訪れました。 2018年、開虎祭を訪れた時から、今年の熊野は私にとって何か節目となるのではないかという予感がありましたので、今年のご神事には、可能な限りお伺いしたいと思っていました。 その中でのこの、記念的例大祭が、スタートしました。 那智大社 例大祭に先駆けて、熊野入りした私はまず、那智大社へと向かいました。 那智大社は、熊野三山の中で、大きく『現在』を意味するところです。 那智といえば、「那知大滝(飛瀧の滝=ひろうのたき)」が有名です。 大己貴命(おほなむち=大国主の別称)という御祭神がいらっしゃり、大己貴命さまといえば三輪山、そして、神田明神の御祭神でもあります。 私はなぜか、いつも訪れる場所は、大己貴命さまを御祭神とするところが多く、ものすごく縁が深いと感じます。 国造りの時に、出雲から出た大己貴命さまが三輪山に鎮座したという神話が有名ですが、ここ那智の大滝は、大己貴命さまのご神体として、滝そのものがあがめられています。 写真ではあまりわからないかもしれませんが、この滝と光の加減で、竜の顔が浮かぶといわれています。 また、水しぶきの広がりが、千手観音ともいわれていて、ここではすべての悩みを受け止め、浄化してくれるとされています。そして、次のステージへと向かう、再生の場所なのです。 この滝を訪れるのに、良い時間というのは特にはありませんが、条件が良いのは、前日が雨の時の、お昼頃。 滝の前に虹がかかり、より一層神秘的な体験をすることが出来ます。 私はかつて、一度だけ虹の那智滝に出くわしたことがあります。 ぜひチャレンジしてみて下さい。 そして大社の中には、導きの神、八咫烏が。 道に迷ったり、方向性を見失ってしまったりしたときには、ここ熊野本宮の八咫烏が、しっかりと導いてくれるといわれます。 それは、何もないところから道を与えてくれるというのとは違い、あなた自身が考え、選択肢として見出したルートが間違っていないか?本当に進むべき道なのか?そういった迷いに、答えをくれたり、背中を押してくれたりするということです。 まずは自分自身で試し、迷い、心を整理すること。そういう気持ちで訪れてみると、おのずと道が開けてくるように感じるでしょう そしてまた、ここでは『胎内くぐり』も欠かせません。 境内のご神木である大きなクスノキがあります。平重盛のお手植えの木とされ、実に800年以上という老樟なので、それにあやかって、長寿や無病息災を願う人が祈りを捧げるところです。 この木の根元が空洞になっていて通れるようになっており、ここをくぐること(胎内くぐり)によって、無病息災を祈念するのです。 初穂料300円で可能です。護摩木に願いを書き、その木をもって胎内くぐりをし、出口で護摩木を納めると、毎月1回、お炊き上げ祈願されるそうです。 こちらを訪れる際には、事前にしっかりと自分の心と向き合い、願いや進む先のことなどを明確にして臨んでみましょう。それが、この場所でのパワーを最大限に享受することに繋がりますよ。 神倉神社 ここは、熊野権現が最初に降り立った場所といわれています。 そして、今回の2050年記念例大祭とは、その時から2050年ということなのです。 こちらのご神体は、ゴトビキ岩という大きな岩で、ゴトビキとは、ヒキガエルを現す新宮の方言でもあり、この大きな岩がヒキガエルに似ていることからきているようです。 その上に摂社があり、ここは、速玉大社の摂社になります。 境内の外は、ただちに断崖絶壁で、お参りするのにも、交代で行かなくてはならないほど、そう広くはない場所ですが、ここから見る熊野の景色は、最高です。 写真でご覧いただいてもわかるように、ここは、足腰を鍛えていないと、お参りすることすら難しいところです。 帰りが特に、一歩足を滑らせてしまうと、大けがになるような場所なので、私は杖を持ち、無言で集中して、とにかく手ぶら! 携帯で写真を撮りながら登りたい絶景なのですが、そんな余裕はありません。 かばんは、リュックサックをおススメします。 斜め掛けもNG。片方に重さが偏るだけで、バランスが崩れてしまい、危険です。 まさにタロットカードの『隠者』のようなスタイル。 私はこの神倉神社に来ると、いつも、底からくるものすごいエネルギーを感じます。 実は今回同行したメンバーの中に、1週間くらい前にぎっくり腰になった人がいて、今回のこの神倉神社への道はさすがに怖いからやめておく、と言っていたのに、いざここまでくると、登りたい!ということになり、登ったのです。 心配しましたが、なんとみごと登りきり、なおかつ終わってみると、腰の状態も良くなってしまったとのこと。 ご神事とは、時にこういうことが起こります。 今までダメだったものが一気に快方に向かうなど、ご利益は人それぞれですが、ご神事というものに直接参加して、その場所に行くことによって得られる体験などを通して、エネルギーをもらい、内から力が沸いてくるようなところがあるのではないでしょうか。 速玉大社は過去、那知が現在、熊野が未来と言われていますが、速玉のことを新宮とも言うので、新しい宮と書くからには、こちらが一番新しい、未来を現すものなのではないかと、勘違いする人が多いとのこと。 しかしここは新しい宮ではなく、過去を現すところなのです。 多くの人は、過去よりは未来、ということで、熊野をより多く訪れるのですが、熊野をめぐる時には、本宮→速玉→那智→本宮、とめぐるのが良いとされます。 私は今回、諸事情により那智を先に訪れましたが、せっかく訪れるなら、熊野を知り、よりよい気を取り込むことが出来る回り方をして、よりパワーを得ることが出来るような心構えで、訪れたいものですね。   次回はいよいよ、例大祭本番の様子を、お届けします。 お楽しみに!

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2018年3月 韓国慶州~古都をめぐる-2

さて、ゴールデンウィークにおススメの、近場パワースポット、韓国慶州への旅。 後半は、私の韓国への想いと、ホテルやお土産情報をお届けします! 慶州で感じる韓国の歴史 さて、私と韓国との繋がりは、1999年からで、こちらも最初はビジネスのお話でした。 現代の方に案内して頂いたのが始まりで、その時初めて慶州を訪れ、なぜだか自然と涙がこぼれたのを覚えています。 それはまた、私の中で何かがリンクし、繋がったのですが、その時はなぜそんなに心が揺れるのかがわかりませんでした。 しかしその後、熊野と私の繋がりを知るとともに、この慶州との関係にも思い至りました。 1600年あたり、ちょうど関ヶ原の戦いの頃、以前もお話しましたが、私の先祖は、豊臣側で、戦況を占うものとして、仕えていました。その当時の朝鮮征伐にも関わり、一緒にこの地へと渡ってきたのです。そして、相手側とのやり取りがあったようです。 この当時の朝鮮側のヒーローが、李舜臣(イ・スンシン)。 私は彼をとても尊敬しているのですが、何とも言えない、無条件に惹かれてしまうこの感じに、はるか昔の繋がりを思わずにはいられません。 その当時の遺跡でもある、慶州のお寺を巡ったときに、急に想いがこみあげてきて、涙があふれることをとめられませんでした。 私はこの地に何か深い思い入れがあるのだと感じ、それ以来、何度も訪れたくなる場所の一つです。 ここ慶州は、とても華やかで栄華を極めていた新羅の街。 韓国ドラマ『善徳女王』を見てから訪れると、より一層慶州のことがわかるでしょう。 事前準備に、おススメです。 そしてその時、湖を見ながらホテルで聞いたバラードが、今も変わらず心に染み入ります。 今では韓国に別宅も持つようになった私ですが、東京と韓国の自宅両方にそのCDが置いてあります。 それは、『BLACK ...

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