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スペイン・ポルトガル~巡礼の旅4(2015年12月)

更新日:2017/12/27

スペインの旅も、第4弾でいよいよ佳境。
この旅のメインイベント、サンティアゴ・デ・コンポステラを堪能します!

聖地たるゆえん

この旅で私たちの第一の目的地は、巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステラでした。
ここは、スペインのガリシア州にある都市で、エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつ。サンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼路の終着地でもあります。
私たちはようやくここまで来たと感慨一入。世界遺産のサンディアゴ・デ・コンポステラ大聖堂へ向かいました。

8世紀ごろのイベリア半島はイスラムの支配下にありましたがアストリア王国が先頭に立ち、東西に領土を広げていきました。アストリア王国にとって、キリスト教圏を取り戻すことは国土復興のシンボルでもありました。9世紀にキリストの使徒のひとり聖ヤコブ(スペイン名でサンティアゴ)の墓が発見されます。この発見は、キリスト教徒勢力がイベリア半島を制圧する行動のシンボルとなり、聖ヤコブ信仰が高まりを見せました。聖遺骨を納めるために1075年、大きな教会の建築を開始。これがサンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂なのです。

その日はまず大聖堂の周囲を見て回るところから観光がスタート。サン・マルティン神学校、キンタナ広場を経て巡礼のスタンプをいただき、外部からゆっくり大聖堂を見つめました。天気もよく、花々が鮮やかに咲いていたのを覚えています。

そしていよいよ大聖堂の内部へ

大聖堂内部は、壁画から石像まで、天使や聖書のストーリーを模したものや、数多くのマークがあり、ひとつひとつにいわれがあります。

このマークは奉献の十字架。1211年、当時の王、アルフォンソ9世が奉献式を行ったときのものです。

まずは付属の博物館へ。何百年の歴史を経ている建物なので、時代によっては自然災害に巻き込まれたり、戦火に襲われたこともありました。破壊されたロマネスク様式のものからゴシック、ルネサンス様式まで貴重な展示品が続きます。宝物殿では金銀で作られた大聖堂の宝、タペストリーや司祭の服まで見どころはたくさんです。

そして大聖堂の教会部分に入り、主祭壇へ。
ぐるりと後ろに回ると聖ヤコブ様の像が。ここで聖なるパワーをいただきます。

ようやくミサに…

続いて巡礼者のためのミサに参加させていただきました。
足を運ぶとそこには、世界中から訪れた巡礼者の姿が。私も混じってお祈りをさせていただきました。
美しい聖歌、そして荘厳な礼拝堂の中で、気持が穏やかになってゆくのを感じました。恐らく多くの人が世界の平和を祈っていたのだと思います。

ミサの最後には香炉振り。これはこの大聖堂のシンボルのひとつである大きな香炉を聖堂に吊るし、それを投げて浄化するのです。
ものすごいスピードで動く香炉を見つめながら、ミサは終了しました。

この大聖堂の内部は、もとは一般的な聖堂だったのですが、ドームやたくさんの礼拝堂などが次々と改築されていき、大人数の巡礼者を収容できるようになりました。
幅広い二つの身廊を設けることで、巡礼者の流れをスムーズにするなど機能性にも優れています。

そしてこれは聖なる門。サルバトール礼拝堂とペテロ礼拝堂の間にある扉です。この門は聖ヤコブ大祭のときのみ開かれ、罪を持つ者がそのときにこの扉を通ると、罪が許されるといわれています。聖ヤコブが首をはねられたのが3月25日、そしてサンディアゴ・デ・コンポステラに移されたのが7月25日であるため、この日を「聖ヤコブの日」としています。キリスト教の祭日 7月25日「聖ヤコブの日」が日曜日に当たる年が大祭年。次は2021年になります。ぜひその年はもう一度足を運んでみたいものです。

おみやげも忘れずに!

そして実は、私はこの地で一度訪れたい場所があったのです。
サンディアゴ・デ・コンポステラには修道女が作ったケーキを買える店があるのです。
対応していただいた修道女様の顔があまりにも慈愛に満ちていて、心から癒されました。
分かり辛い場所にあり、探すのは大変だったのですが、やはり来てよかったです。
みなさまもここに来たときはぜひお買い求めくださいね。

想像を超えた景色を堪能

そして私たちのツアー一行は、特別に変わった場所へと案内されました。

そこは、普通は入ることのできない大聖堂の裏側。2階の回廊には大きな人形がいくつも置かれています。パレードで使われるものなのだとか。

どんどん登り、ついに屋根に出ました。
見晴らしがよく、吹き付ける風が心地よかった。驚いたことに鐘つき係に飼われているブタや鶏がいます。落ち着かない生活そうだけれど、のんびりとした様子。

この屋根にはおもしろい逸話があります。賃金をもらえなかった石工が腹いせに、そのときの司教のおしりの像をつくり、その下に自分の顔を描いたそうです。
この像は屋根に置いてあります。
行かれることがあれば、ぜひ探してみてくださいね。
そんな色々な話をガイドさんから聞きながら街を見回してみました。屋根からサンディアゴ・デ・コンポステラの街を見下ろすなんて不思議な気持ちです。

長い道を辿ってこの地へ巡礼に訪れた人々のことを考えながら、屋根を降りました。
ここでスペインの旅はひとまず終了、ポルトガルへ移動します。
ポルトガルについては来年、ゆっくり綴っていきたいと思います。

 

年末年始は熊野へ

今回は、年末年始は熊野を訪れ、開虎祭(あけとらさい)に参加させて頂く予定になっております。
まずは年内に、以前訪れた時の様子をまとめ、開虎祭とは?ということを皆様にお伝えしたいと思っています。
その更新をもって、本年は最後になります。
お楽しみに!